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ふたば (浚渫ロボット) : ミニ英和和英辞書
ふたば (浚渫ロボット)[しゅんせつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

浚渫 : [しゅんせつ]
 (n,vs) dredging

ふたば (浚渫ロボット) : ウィキペディア日本語版
ふたば (浚渫ロボット)[しゅんせつ]
ふたば三菱重工が建造した浚渫ロボット(全没型歩行脚式浚渫機、Submersible Walking Auto Dreger, SWAD)である。過去1号機、2号機の2機が製作され、福島第一原子力発電所福島第二原子力発電所に各々設けられた専用港湾の浚渫作業に使用されてきた。
== 計画背景 ==
1980年代後半に入ると三菱重工プラザ合意後の円高により、浚渫船を始めとする既存の作業船の受注低迷に悩まされるようになった。この打開策として付加価値の高い新製品の開発を決意し1987年5月、広島海洋機器工場設計部にシステム開発室を新設した。創設当初の開発室スタッフは10名で、エレクトロニクスやセンサーなどの先端技術を活用し、作業船の自動化コンピュータ化の推進を担った〔「三菱重工広島海洋機器工場、しゅんせつロボット製作 高付加価値製品に全力」『日本経済新聞』1987年5月13日11面(地方経済面 中国A)〕。
最初に実用化したのは浚渫船自動化システムを使用しコンピューターで浚渫作業を自動化することで、熟練作業員無しで効率的に浚渫作業を制御することを売りとした。それと共に開発が進められたのが歩行式作業機であった〔。
一方、東京電力が抱えていた課題は、両発電所の専用港湾の浚渫であった。専用港湾は取水口付近の波を静謐化し、併せて使用済み核燃料や各種機材等の運搬船を接岸するために設けられているが、取水や船舶航行の円滑な遂行には港湾の浚渫が必要であった。この作業は従来のグラブ船などに代表される一般的な浚渫船が使用されていたが有義波高0.5~0.7m程度以下での使用が限度であった。このため、防波堤を介したのみで太平洋に直接面した専用港湾での稼働率は50~60%と言ったところで、浚渫作業工程を組む際不確定要素を残す事となり、支障があった。このため、東京電力は1984年より五洋建設と共同研究を実施していた〔「匠の技 工事現場ルポ 福島第1・第2原発の専用港湾浚渫」『日経産業新聞』1999年4月21日21面〕。この研究の後、広島海洋機器工場設計部は五洋建設の提案に従って共同開発を実施し〔、1号機を完成させた。
使用先の両原子力発電所専用港湾では主に取水口付近の浚渫に使用している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ふたば (浚渫ロボット)」の詳細全文を読む




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